著者:大月隆寛頁数:250ページ内容紹介「都市民俗学」は存在しない。

「常民」は概念ではない。

「民俗」など妄想に過ぎない。

「伝承」はもはや呪文である。

「民俗調査」は自動筆記と化し、研究室はとっくの昔に天使の王国。

つまり、おまえはすでに死んでいる。

志もなく、希望もなく、より良い未来を選ぶ心意気さらになく、柳田国男、没してすでに30年。

ただ、脳死状態のまま、世紀末の高度消費社会に、およそ不幸な延命を続けるこの国の民俗学。

その病いのさまをていねいにほぐし、つづり、かたちにする、身についたことばから再び出発するための、渾身の荒療治。

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税込価格 2,640円

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